HCV検査種別

検査種別について色々とコメントを頂き有難うございます。折角なので纏めてみました。測定範囲は、検査する業者によって基準値が多少前後する様です。掲示内容は多分大丈夫だと思いますが、参考と言う事でお願いします。間違いに気づいた方は指摘して下さい。(こんな事を知ってても治療効果に影響しないという突っ込みは無しと言う事で)

  • DNAプローブ法(HCV-RNA定量):簡便で迅速にウィルス量を確認するためのもの。経過観察および治療効果の判定/推測に有効。測定範囲は 0.5〜120Meq/ml( 1Meq/ml ≒ 10の6乗copy/ml )。ウィルス量が少なくなってきたら、ハイレンジ法へ切り替え継続する。
    検出下限値が高めなため、お仲間でもあまり利用されていない模様。
    DNAプローブ法とハイレンジ法/オリジナル法は、明確な相関関係がないと言われているため、単位の単純換算は出来ないようです。実際の相関は10対1程度で、1Meq/ml ≒ 100KIU/ml程度になるそうです。
    ※2005/7/7更新
  • ハイレンジ法(HCV-RNA定量):ウィルス量を確認するためのもの。HCVに感染した事の確認と、治療効果の判定/推測に有効。測定範囲は 5.0〜5,000KIU/ml(1KIU/ml≒10の3乗copy/ml)。ウィルス量が少なくなってきたら、オリジナル法へ切り替え継続する。
  • オリジナル法(HCV-RNA定量):ウィルス量を確認するためのもの。HCVに感染した事の確認と、治療効果の判定/推測に有効。ハイレンジ法よりも感度が高い。測定範囲は 0.5〜500KIU/ml(1KIU/ml≒10の3乗copy/ml)。測定限界未満になった場合は、より高感度のHCV-定性検査を実施する。
  • HCV-定性検査:ウィルス量を確認するためのもの。HCVに感染した事の確認と、治療効果の判定/推測に有効。ハイレンジ法/オリジナル法よりも感度が高い。測定範囲は 〜0.05KIU/m。この検査で測定限界未満になった場合でも、ウィルスが完全に除去された事にはならない。例えば健常者と0.01KIUのHCV患者、検査結果は同じになるという事です。


私の場合は初診だったという事もあり、ハイレンジ法でウィルス量を推測。治療経過に応じてオリジナル法に切替る。オリジナル法の測定限界付近になったので、定性検査を併用している。と言う事になると思います。